女性下着雑学
それは、私を惹きつけてやまない不思議な魅力に満ちている。だからこそ愛を込めて、女性下着のすべてを知り尽くしたいのである。
◆ 江戸の女性の下着事情 : 色や素材に宿る、粋とおしゃれ
江戸時代、女性のアンダーウェアには現代のショーツにあたるクロッチの概念がありませんでした。 基本的にはノーパンの状態か、あるいは腰回りに布を巻くスタイルでした。現代的な感覚からすると驚きですが、当時はそれがごく自然な日常でした。
現代のパンツやガードルのような役割をひとまとめで担っていたのが、腰にぐるりと巻きつける腰巻です。見えないところにお金をかける、
おしゃれを楽しむという江戸っ子の気質は、下着に対しても発揮されていました。腰巻の色は、身分や地域、年齢によってさまざまなバリエーションがありました。例えば、江戸では若い女性や遊女は華やかな緋色、年配の女性は白や浅葱色など。外から直接見えるものではないものの、ふとした拍子に見える裾の配色や、上質な素材を選ぶことに、当時の女性たちの密かなこだわりと「粋」な美意識がありました。
このように、江戸時代の女性にとっての下着は、隠す・汚さないという衛生面だけでなく、姿勢を支え、冷えをやや防ぎ、見えない部分の洒落気を楽しむものという独特の概念で成り立っていました。
◆ 歴史を変えた悲劇:大火と日本の女性用下着の夜明け
1932年、東京日本橋の白木屋百貨店で大火災が発生しました。当時、着物を着ていた女性たちは、現代のような下着を身につけておらず、腰巻などを巻いているだけでした。
火災時に、屋上に逃れた女性たちが救命ネットに飛び降りるのをためらったのは、飛び降りたら着物の裾がめくれて下着をつけていない姿を見られてしまうという羞恥心からだったと言われています。 また、救命ロープを伝って降りようとした女性も、裾がめくれるのを直そうとして手を滑らせ、墜落してしまう悲劇が起きました。
このような悲惨な出来事を機に、女性も西洋の下着を着用するべきだという気運が高まり、日本人の下着文化が大きく変わるきっかけとなりました。
◆ 中世ヨーロッパ。昔の貴婦人はノーパンだった?
中世からルネサンス期にかけて、ヨーロッパの貴族たちが着ていた豪華絢爛なドレス。実はあの豪華な衣装の下、女性たちは何もはいていませんでした。
当時は現代のような下着の概念が無く、下半身は完全に無防備でした。そのため風が吹いたり、階段を登ったりするときには、ドレスの裾がめくれないように細心の注意を払う必要がありました。
本格的にヨーロッパの女性が下着をはき始めるのは、19世紀に入ってからのことです。それまでは、上品な女性は下着などはかないという謎のプライドや文化があったりしたそうです。
◆ ミニスカート旋風が生んだ女性の救世主 : パンティストッキング
1960年代、ツイッギーの登場とともに世界中で大流行したミニスカート。しかし、当時の女性たちは大いに頭を悩ませていました。ガーターベルトとストッキングがチラ見えしそう...
この大ピンチを救ったのが、パンティストッキングの発明です。ストッキングとショーツが一体化したこの革命的アイテムの登場により、下着のチラ見えを気にせず、誰もが思い切り自由に短いスカートを楽しめるようになりました。
◆ 第一次世界大戦がブラジャーの普及に貢献
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