ひきこもり女装子の憂鬱
女装に夢中になっていた頃、当然普段は仕事かあるので思いっきり女装が出来るのは休日だけ。その日は一日中部屋にこもって、女装沼に浸っておりました。
もともと出不精ではあったのですが、女装趣味のおかげで部屋で過ごす時間がさらに増え、まさにひきこもりもいいところ。
ところが最近は容姿の衰えが気になって女装にあまり熱が入りません。女装はするけどその姿は見たくない。見ればその姿に幻滅してしまうから。
年はとりたくないけれど、こればかりは如何ともし難く、それでも年相応に上手く装えば良いのでしょうが、そこまでする気力もありません。そろそろ潮時かなと思ったりもしています。
女装趣味については、極めたわけではありませんが、もう十分過ぎるほどしてきましたし、お話ししましたように見た目にも耐えられる状態ではないので、ここらで見切りをつけるのも良いのですが、実際やめたとしてあとは何か楽しみがあるだろうか...悲しいかな他に熱中できるようなことなど何も無い。
長年続いたひきこもり生活からはそう簡単に抜け出せない。外に飛び出してみようと思っても日の光のあまりの明るさについ怯んでしまいます。
さてさて、どうしたものか日々悶々としながらも何だかんだ女装は続いているのでありました。